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剣道の袴のサイズはどう選ぶ?ジャージや綿の違い、畳み方・着方、色落ち・裾上げ

袴のサイズの選び方

袴を選ぶためには袴の部位を知っておく必要があります。

  • 袴帯(はかまおび)…前帯と後帯の2つがある
  • 腰板(こしいた)

サイズを選ぶときは、帯部分を骨盤よりも少し高い位置に合わせ、裾が足の甲にかかるくらいの長さのものを選びましょう。


サイズの表記はS、M、Lではなく、「~号」のように表記されます。

サイズはメーカーによって異なりますが、参考までにばんとう武道商店の袴のサイズ表をご紹介します。

袴が長いときは裾上げしていいの?

袴が長い場合、裾を縫って短くするパターンと、腹帯の部分を縫って短くするパターンがあります。今後、成長して長さを元に戻す予定がある場合は腹帯の部分で縫いましょう。長さを戻す予定がないのなら、裾の部分を縫ってOKです。

この理由は、袴の「色あせ」にあります。袴を繰り返し使って色あせがおきたとき、裾上げを元に戻すと、足元だけ新品のような色になって違和感が出てしまいます。腹帯の部分を縫っていれば、色あせの度合いが違っても裾ほど違和感が出ません。

袴の種類・色・値段について

袴の種類には、比較的安価なテトロン(ポリエステル系の合成繊維)製、手入れが簡単なジャージ製、比較的高価な綿製の3つがあります。色は主に紺、黒、白があります。白は女性に人気がありますが、どの色でないといけないという決まりは特にありません。

ジャージ袴の特徴

値段の相場:5〜6,000円

色あせがしにくく、3つの中で最も手入れが簡単です。通気性が良いので、激しく稽古をしてもムレないのが嬉しいポイントです。
稽古のときだけではなく試合でも使えますが、昇段の審査のときには使わない人が多いです。

テトロン製の袴の特徴

値段の相場:4,000円程度

テトロン製の袴は洗濯しても色褪せしにくく手入れが簡単なため人気があります。最近ではひだ(袴に縦に入った筋)部分が取れにくくなるように加工されたものもあります。

剣道を始めるにあたっては、手入れが簡単で安価なテトロンを選ぶのがおすすめです。試合に出たり、昇段を目指すことがある場合は、身だしなみをより美しく整えるという意味で綿製の袴を選ぶのも良いでしょう。

綿製の袴の特徴

値段の相場:1万円程度

綿製の袴は、洗濯機で洗ってしまうと色移りしたり、アイロンをかけないとシワが目立ってしまったりと、手入れが難しいと言われています。しかし、綿にしかない素材の色合いの美しさや高級感が人気です。試合や昇段の審査では綿袴を選ぶのがおすすめです。

袴の着方

袴の着方のポイントは、前帯、後ろ帯の締め方にあります。動画を参考にしながらお読みください。

栄光武道具さんの動画を引用させていただきます。0:51くらいから、袴の着装に入ります。

・足を入れる
袴の前帯を持ち、片足ずつ入れる

・前帯の締め方

  1. 帯を骨盤よりも少し高いところに合わせる
  2. 前帯を後ろに回す(前よりも高い位置にくるように回す)
  3. 後ろで交差させ、前に持ってくる(前帯よりも低い位置で交差させる)
  4. 再度後ろに回し、蝶結びをする(結び目Aとする)

・後ろ帯の締め方

  1. 腰板についたプラスチック(ヘラ)を結び目Aに刺し込む
  2. 後ろ帯を前に回す
  3. 交差させた前帯の下を通るように固結びをする
  4. 余った後ろ帯を後ろに回し、腰板に入れる

袴を着終えたら、必ず鏡や稽古仲間の目でチェックをしましょう。正しい着装で稽古に臨むことが大切です。

袴の手入れ

袴の手入れをするときは、洗濯とアイロンがけ、たたみ方に注意が必要です。

洗い方、アイロンのかけ方

洗濯をする際は湯船に張ったぬるま湯ですすぎ、洗濯機で脱水して陰干しをする方法や、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う方法があります。

洗濯機の方が手軽ではありますが、しわや激しい色落ち、色移りの原因となってしまうため、特に綿袴を洗う際は手洗いがおすすめです。
洗濯機で洗いたい場合は、ジャージ素材やテトロン素材のものを選ぶと良いでしょう。

袴は洗うと「ひだ」と呼ばれる折り目が取れてきますので、乾いてからひだに沿ってアイロンをかけると、着装時の美しさを保つことができます。

綿袴の色落ちを防ぐ方法

綿袴を手洗いする前に、色落ちを最小限に抑える方法として「藍止め液」を用いることがあります。

藍止め液を水で薄めたものに袴を30分程度浸し、水ですすいで洗濯機で脱水、その後1週間程度陰干しをする必要があります。

ちなみに、藍止めの方法としてお酢やクエン酸を用いるやり方がネット上に見られますが、藍染の仕上げ段階で酢を通していますので、かえって繊維を傷めてしまうようです。

たたみ方

栄光武道具さんの動画が参考になるので引用させていただきます。

袴のたたみ方を以下のようにまとめました。袴のたたみ方で大切なのも、ひだを崩さないようにすることです。動画を参考にしながらお読みください。

  1. 立った状態で袴を持ち、自分のお腹側の中心を右側に折る
  2. 床に袴を、裏側が上にくるように寝かせ、両脇の縫い目を揃え、中心のひだを整える
  3. 裏側の裾を押さえながら表に返し、再度両脇の縫い目を揃え、表のひだを整える
  4. 両脇を5~7センチ折り、腰板が上に来るように三つ折りにする
  5. 前帯の紐を4分の1に折り、左右を交差させる
  6. 交差させた前帯を後ろ帯でとめる(文にすると長く複雑になるため動画をご参照ください)

まとめ

いかがでしたか。剣道を始めるにあたり、袴は必需品です。手入れは防具よりも大変かもしれませんが、天然染料の持つ抗菌、防臭の効果を活かすためには大切とも言えます。ご自分の状況に合わせてピッタリな袴を選ぶために、この記事の情報が少しでも役に立つことを願っています。

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