竹刀がささくれてしまったときや、甲手の臭いが気になるときの正しい対処法を知っていますか?なんとなく周りの人の真似をしていた方は、ぜひ一度正しい剣道具の手入れ方法をチェックしてみてください!
リセッシュなどの消臭スプレーは剣道具に使える?
消臭スプレーを剣道具に使って良いかは「部位による」
リセッシュなどの消臭スプレーは、剣道具の部位によってかけられる時とそうでない時があります。 この記事を読んで、正しく剣道具を消臭しましょう!
消臭スプレーを使ってはいけない部分とは?
消臭スプレーをかけてはいけない部分、それは小手の手の内のような革素材を使った部分になります。革は水分に弱く、スプレーを吹きかけること自体が傷みの原因となることがあります。また、消臭スプレーに含まれる成分が革の変色を起こすことがあるため、革部分へスプレーしないよう注意が必要です。
消臭スプレーを使ってよい部分とは?
消臭スプレーは、剣道具の紺反や織刺の生地(布製の部分)にかけるのであれば、基本的には問題ありません。
ささくれてしまった竹刀の削り方は?
削り方の基本は(1)ささくれている部分の約7〜8cm手前から、(2)剣先に向かって削る
ささくれてしまった竹刀を削るときは、注意するべき点が2つあります。この記事を通して、正しく安全に竹刀を削れるようになりましょう!
(1)ささくれている部分の約7〜8cm手前から削る
ささくれている部分だけを削ってしまうと、その部分だけ凹んでしまうため、7〜8cm手前から削ってなるべく平らに仕上げましょう。
(2)削る方向は、胴張部分から剣先に向かって削る
竹刀を削る時は、一方向に削って行きましょう。削った部分が綺麗に仕上がり、ささくれの再発を防ぎます。
竹の表面を滑らかにするため仕上げのヤスリで磨く。
ささくれの再発を防ぐ方法として、番手の細かいヤスリで磨くことも有効です。時間を取って、先革を外してから磨くと磨きやすいです。